Hydroelectric Power Generation
水力発電
電律は、純国産エネルギーである水力を活かし、低炭素化と地域貢献の両立を目指した発電事業に取り組んでいます。現在、奈良県吉野郡川上村高原地先において、高原川発電所の建設を進めています。本事業は、地域の自然条件と既存インフラを踏まえながら、発電効率、安全性、継続運用性を重視して計画された水力発電プロジェクトです。
水力発電は、地域の水資源を活かして長期的に電力を供給できる再生可能エネルギーであり、脱炭素化とエネルギー自給率向上の双方に寄与します。電律は、単なる再生可能エネルギー設備の一つとしてではなく、地域に根ざした安定電源として水力を位置づけ、将来を見据えた事業基盤の整備を進めます。
高原川発電所プロジェクト
高原川発電所は、奈良県吉野郡川上村高原地先に建設を進めている水力発電所です。発電方式は、水路式・流込み式(チロリアン型渓流取水)を採用しており、地域の地形条件を活かした計画となっています。営業運転開始は令和9年3月を予定しており、発電所建設を通じて、地域資源を活かした持続可能な電力供給の実現を目指します。
既設治山堰堤の活用
特徴 - 1
- 既設治山堰堤を取水堰として活用したため、新たに取水堰を大規模に新設する必要を抑え、合理的な設備計画とコスト縮減を図っています。既存インフラを活かす発想は、事業性だけでなく、周辺環境との調和という点でも意義があります。
災害に強い発電所
特徴 - 2
- 過去に土砂災害の履歴がある地域条件を踏まえ、水圧管路約1.2kmの約95%を土中埋設またはコンクリート巻立とすることで、災害に強い発電所づくりを進めています。伊勢湾台風(昭和34年)が当該地点を直撃し、土石流による未曾有の土砂災害を被った経緯があるため、防災性を重視した設備設計としています。
経験を活かした設備調達
特徴 - 3
- 水力発電所の工事、維持および運用に関し、高度な知識やスキル、豊富な経験を有する人材を確保しています。その知見を活かし、水車・発電機を海外製品(Gugler社)で調達することで、コスト縮減を図りました。維持運用を見据えた設備構成により、長期安定稼働を支える計画です。
電律の提供体制
水力発電事業において、開発計画の立案、設計、機器・資材の調達、施工、試運転までを含むEPCを一貫して担います。さらに、営業運転開始後のO&Mについても対応し、運転監視、保守、点検、修繕を含めた長期安定稼働体制の構築を進めます。この一貫体制により、単に設備を建設するだけではなく、事業性、施工性、運用性を統合的に判断しながらプロジェクトを推進できます。
高原川発電所を起点として、水力発電事業に関する知見と実績の蓄積を進めていきます。地域ごとの条件や事業性を丁寧に見極めながら、水力を含む多様なエネルギー事業の展開を通じて、持続可能な社会基盤づくりに貢献します。